絵のこと。

絵を描く行為は、自分の核となる部分に触れてる様な感覚がある。自らの体験や記憶や五感とは違った、生まれもっている性質。私は、私の事を知るために筆を持つ。

ゆっくり絵を見つめて、呼吸して、私自身と向かい合う。描いてる時に見えなくても、筆跡や色やスピードやイメージが私の断片的な姿を絵画として映してくれる。沢山ある絵は、違うように見えて。全て私の切り分けた血として、細胞として、自立している。

絵を描く事は面白い。